ただローションやバイブを試すだけで金を貰える上に欲求不満も解消できる。一石二鳥だ。

確かに、他人に体を見せる事には抵抗があるが、そう言い聞かせることにした。

「じゃあ早速始めようか。四日はここに住むことになる。服とかは貸すから取りに戻る必要はないけど、一度取りに戻るかい?」
「えーと・・・別にいいです」
尚吾さんの後を付いていくと、広い寝室に通された。ベッドはクイーンサイズぐらいで、かなり広い。
いつもこの部屋で一人で寝ているのだろうか。

「アナルSEXの経験は?」
部屋のカーテンを閉め、なにやら準備をしながら俺に尋ねる。
「数える程度・・・」
「わかった。服を脱いでベッドに座ってくれ」
オレはトランクス以外、服をすべて脱ぎ、ベッドに座った。
「下着、脱がすよ」

手にローションとバイブを数本持った尚吾さんはゆっくりとオレの足から下着を引き抜いていく。全裸になった体にローションを垂らしていく。
「これは軽い媚薬の入ったローション。すぐに触ってほしくなる筈だよ」

尚吾さんの言ったとおり、体に馴染ませていくと、濡れた所が熱を持ち始める。

息も荒くなってきて、堪え性のないオレはすぐに勃起したペニスを抜こうとする。
「自慰は無しだ。すぐにイかないようにこれをつけておいてやろう」
オレの両手を紐で縛り、根元にリングをはめる。
「あっ・・」
リングをはめる為に尚吾さんの指が触れただけでオレは吐息交じりに喘ぎ声を出してしまう。
「そろそろ効いてきたかな。これの特徴は陰部につけてから短時間で聞き始めるんだ。無香無臭で舐めても大丈夫」

説明をしながら今度はオレのアナルへローションをつけていく。もうペニスは完全に勃起して、今にも触ってほしかった。
「細いものから挿れるよ」
次に持ってきたのは小指くらいの太さの細長いコードレスのバイブ。それにさっきのローションをたっぷりとつけてオレのアナルにゆっくりと挿れていく。

「やっ・・・」
冷たいバイブが入っていく感覚に少し体を振るわせる。けれど、ローションがついた所は熱くなって、オレは何もしない尚吾さんを見上げた。

すると、なんの合図も無しに、いきなりバイブがアナルの中で上下左右に動き出す。それは丁度オレの前立腺に当たっている。
「尚吾・・・さん・・・っ」
涙目になりながら尚吾さんを呼ぶと、オレの方に体を向けて座った。
「足りないだろ?そろそろ次の奴にいこうか」
「んっ・・・・!」
オレのアナルから細長いバイブを抜き、すぐにその何倍もあるバイブを挿れた。それはさっきよりも動きも大きく、今度前立腺を引っ掻くように動く。

「あぁっ・・・ん・・・」
自分の声とは思えないほどの声を出してしまい、俺は恥ずかしくて必死で声を抑える。手は縛られているから手で口をふさぐことも出来ない。
「防音の部屋だから声出しても大丈夫だ」
そう言って、今度はローションと蜜で濡れているペニスを上下に弄りだす。
「やっ・・・!んぁ・・・・っ」
足を閉じようとすると、すぐに尚吾さんの膝が割り込んできて、足を大きく開かれる。
「見ないでっ・・・!」

足を大きく開かされたことで、勃ちあがったペニスも、太いバイブをくわえ込んで収縮しているアナルもすべて尚吾さんに視姦される。

「すごく厭らしくバイブを銜え込んでいるよ。そんなに気持ちいいのか?」
オレはもう何も考えられなくて、何度も頷いた。そんなオレを見て、クスッと小さく笑い、尚吾さんはバイブを引き抜いた。

「次はもっと太いのを挿れてあげようか?」
オレはイヤだ、と二、三度首を横に振った。
「尚吾さんの・・・欲しい・・・」
「何を?」
オレに覆いかぶさり、中指を一気にアナルへ埋めていく。さっきまでバイブが入っていたそこはすんなり指を受け入れ、バイブとは違う快感が体に広がっていく。
「っ・・・あっ・・!」

指の本数が増え、前立腺には触れず、その周りばかりを刺激する、オレのペニス射精寸前で、早く根元のリングを外してほしかった。
「言わないといつまでもこのままだ」
イきたいのにイけない。尚吾さんのペニスが欲しいと一言言えばすむのに、その一言がなかなか言えない。

「可愛いな」
尚吾さんは不適に笑みを浮かべ、中に挿れている指を思いっきり掻き回す。
「ほら・・・」
「やっ・・・!」

一瞬だけ前立腺に指が触れただけで、ビクッと体を振るわせる。
「イヤじゃくてイイの間違いだろう?ここをこんなに濡らして・・・ここもこんなに開いてる」
と、尿道に爪を立てる。オレは尚吾さんの背中に爪を立てて、襲ってくる射精感に堪えた。
「イきたいだろ?が脈を打ってるよ」

さらに強く握り、しめつける。オレの我慢は限界だった。
「早く言ったほうが樹もいんじゃないか?」
耳元で低くささやかれ、今まで弄ってもらえなかった乳首をキュっと抓られる。
まだ二、三回しか経験はないけれど、ペニスを挿れられた時の背中を走り抜けるような刺激。

脳まで突かれているのかと錯覚するほどの快感。やっと射精を許されたときの開放感を想像すれば、簡単だった。

「尚吾さんの・・・ペニスが欲しい」
オレの顔は屈辱と周知で真っ赤だったに違いない。
「ご褒美だ」

尚吾さんは赤黒く勃起したペニスをオレのアナルにあてがうと、一気に挿れていった。
「はぁっ・・・んっ・・・」
少しキツイのか、尚吾さんは眉に皺を寄せ、中ほどまで埋めると、手を縛っていた紐を解いた。
「全部挿れるぞ」
オレの額に張り付いていた髪を取り払い、今度は優しくペニス抜き出す。
「あんっ・・・はっ・・・尚吾・・・さん・・っ!」
残りを全て挿れ、ゆっくりと動き出す。

「はずしてっ・・・!」
何度も塞き止められていた射精が、今度こそ限界だった。蜜には白濁した液体も混ざっている。尚吾さんが外してくれる為に触れただけでも感じてしまう。
「もう・・・イく・・・っ!」
そう言った瞬間、オレは大量に精液を放った。
「俺がイくまで付き合ってもらうぞ」
オレも一回の射精では全く足りなかった。その証拠に、まだは勃起したままだ。

「あっ・・・んぁっ・・・ああっ・・・!」
さっきみたいに、ゆっくりではなく、奥を突くように、激しく腰を揺する。

気がつくと、オレは尚吾さんの首に腕を巻きつけ、自分から奥へ招くように腰を振っていた。
「っ・・・」
尚吾さんが低く呻くと、をギリギリまで引き抜き、オレの腹に白濁を零した。

「ああっ!」
イく寸前だったオレは自分から腰を揺すると、尚吾さんは軽く抜いてくれた。
「あんっ・・・・!イくっ・・・!」
大きく背をのけぞらせ、自分と尚吾さんの腹に精液を飛ばし、オレはそのまま気絶した。
「樹・・・」
軽く頬を叩かれているのが微かに感じたが、もう目を開くのも面倒になって

そのまま意識を手放した。

 

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